フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
超人思想とは、ニーチェが「ツァラトゥストラはこう言った(Also sprach Zarathustra)」あたりで示した、能動的ニヒリズム的に生きる姿といった概念です。「生の肯定」として、永劫回帰の中で「生きること」を肯定して生きるという感じです。 力への意志(権力への意志,Der Wille zur Macht)とは、生の本質として、内的条件が外的に適応するというものではなく、それそのものとしてあるものという感じです。 超人思想と力への意志(権力への意志)
多くの人間の気質の不正なところや突飛なところ、彼らのだらしなさや節制のなさなどは、その祖先が犯した無数の論理的な不正確や、不徹底、また性急な推論などの究極の結果である。 曙光 247 前半
私はすべての体系家を信用せず、彼らを避ける。体系への意志は正直の欠如である。 (偶像の黄昏 箴言と矢 26)学者が新しい概念をすぐに作り、すぐにそれが一般的な概念かのように知れ渡ってしまうようなことがよく起こる。一種の体系化である。 但し書きがつくような新しい分類 そこには把握しないと怖いという恐怖心もあり、また自己顕示欲もある。 抽象性を嫌い、自然を解体し、物事を仔細に把握しないとと不安が拭えないという、雑な人間の気質が垣間見れる。
彼は相変わらず歯を食いしばり秘密をしっかりと守っている。諸君は人間の誇りの歓喜について何を知っていようか! 曙光 229
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