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Nietzsche ニーチェの軌跡

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

怨憎会苦との向き合い方

怨憎会苦との向き合い方。「怨憎会苦(おんぞうえく)」は恨み憎んでいる人に会ってしまうこと。不倶戴天の敵と会う苦しみである。恨んだり憎んだりしている相手とも会わなければならない苦しみであり、それを思い出したり、会うことを想像する苦しみでもある。

怨憎会苦をよく考えると


ただ、怨憎会苦をよく考えると相手を嫌い、抵抗すると、相手の怒りに反応したことになる。
苦手意識を持った相手に対して「嫌いで苦手な心」をなくせない苦しみだが、ただでさえ嫌いな相手に、感情や行動をコントロールされるというのは徹底的にバカらしい。それを乗り越える方法がかならずあるはずだ。諸行無常ゆえ全ては変化し、自分も周りの人も常に変化していくので、いつどこで嫌いな要素が出てくるかはわからない。しかし少なからず怒りは、その裏に期待や固定観念があって、目の前の現象がそれに合致していないという感じのところから起こる。
怨憎会苦とは嫌いな人と出会わなければならない苦、それを考える。
怨憎会苦
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プロフィール

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Nietzsche memo
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非公開
自己紹介:
Nietzsche
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
ドイツの古典文献学者、哲学者。
ニーチェ自身は「心理学者」を自称。

哲学、ニーチェ