フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
思想家という人種はなぜ、思想家用語というか変な言葉を使うのでしょうか。「かくあるべし」「かく語りき」などですね。「こうあるべき」「こう言った」で十分なところを、なぜかそういう言い回しをする人が未だにいます。
思想家の盲目 曙光 426
現在思想家が何人集まろうが、それが思想である以上、思想の領域をでることはないでしょう。ある思想をもつと、その思想に執着してしまいます。かといって闇雲にわけもわからず全て間違いだとするのは、また変な話です。
どれほどの力が現在思想家の中に集まらねばならぬか 曙光 43
「何にもとらわれないので、奇抜」と、自称するのはいいですが、「かぶる事もあるかも知れない、でも、別にそれでもいいんだ」というのが自由というか、本 来の「何にもとらわれない」ではないでしょうか。100%オリジナルでないといけない、というか、そんなものが生み出せると思っているのが、既に自由では ないというようなことになりましょうか。
自由行為家と自由思想家 曙光 20
この利益のために現在実践的な生活を営むように予定された極めて多くの人々が、その顔に汗し、しかもずいぶん頭を悩まし、呪いながら、学問への道を歩んでいるが、しかしそのような労苦は思想家や学問研究者の群の責任では全くない。それは「自家製の苦労」なのである。
曙光 42
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