忍者ブログ
Home > 記事一覧

Nietzsche ニーチェの軌跡

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

善悪の彼岸

ニーチェはこの『善悪の彼岸』で過去の哲学者たちが道徳性について考察するときに、批判的感覚が欠けていた疑いがあることと、とりわけキリスト教の諸前提を盲目的に受け入れていたことを非難している。
PR

悦ばしき知識

ニーチェは有名な「神は死んだ」と伝統的宗教からの自然主義的・美学的離別を決定づけ、永劫回帰説を本書で提示する。これは、世界とその中で生きる人間の生は一回限りのものではなく、いま生きているのと同じ生、いま過ぎて行くのと同じ瞬間が未来永劫繰り返されるという世界観である。これは、来世での報酬のために現世での幸福を犠牲にすることを強いるキリスト教的世界観と真っ向から対立する。

人間的な、あまりにも人間的な

ニーチェの思想の根本要素が垣間見られるとはいえ、本書は何かを解釈するというよりは、真偽の定かでない前提の暴露を盛り合わせたもので、体系的な哲学の構築を避け、アフォリズム数百篇によって構成するという中期以降のスタイルは、本書から。ニーチェは、パースペクティヴィズムと力への意志の概念を用いてみせる。

悲劇の誕生

『悲劇の誕生』で説いたような悲劇の精神からは遊離してしまって、生というものを見ず、俗物的日常性に埋没した者を、つまり単に教養のみ蓄積するだけ蓄積してそれに自己満足していて、その教養を自身の生にまったく活かそうとしない、当時のドイツに蔓延していた風潮を、「教養俗物」と名づけた。ニーチェ自身の著作が受け容れられないのは、現代のキリスト教的価値観にとらわれながら古典を読むといった当時の古典文献学の方法にあると考え、やがて激しい古典文献学批判を行なう。

それ「自体」

昔人々は、おかしなものが性質として付着している物がわれわれの外部に存在するかのように、おかしなものとは何であるか?と問うた。 それ「自体」

無意味

無意味な行動や無意味なものについて、「そんな無意味なもの」とレッテルを貼って馬鹿にするのはやめておいたほうがいいかもしれません。

たいていのことに意味付けを行うことはできますが、「意味がある」を根拠に何かと相対化して、相手を「子供扱いする」のは変な話です。無意味

哲学

philosophy 哲学
「哲学」と「思想」を峻別するという哲学上の立場がある。
哲学は学問として「よい思考」をもたらす方法を考えるのに対し、思想はさまざまな物事が「かくあれかし」とする主張とする。他の学問と哲学を区別する特徴となるような独自の方法論が哲学にあるかはなかなか難しい。

ニーチェ 1

ニーチェは実存主義の先駆者、または生の哲学の哲学者とされる。ソクラテス以前の哲学者も含むギリシア哲学やショーペンハウアーなどの影響が強く、鋭い批評で西洋文明を革新的に解釈した。

ニーチェは、神、価値、権力などの既存概念を解釈しなおし、ニヒリズム、ルサンチマン、超人、永劫回帰、力への意志などの独自の概念によって新たな思想を生みだした。
曙光1 曙光2 

ニーチェは、クリスチャニズム、ルサンチマンに満たされた人間の持つ価値は、ここにある生から人間を遠ざけるものであるとする。

虚無主義と超人 ニヒリズム

心理学者を自認するニーチェによれば、ニヒリズムにおいて私たちが取りうる態度は大きく分けて2つある。ニーチェは積極的ニヒリズムを肯定し、永劫回帰の思想の下、自らを創造的に展開していく、鷲の勇気と蛇の知恵を備えた「超人」になることをすすめた。
 何も信じられない事態に絶望し疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度(弱さのニヒリズム、消極的・受動的ニヒリズム)。
すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮象」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度(強さのニヒリズム、積極的・能動的ニヒリズム)。

曙光1

事物はそれが人に観察された時に解釈が生まれ、人に観察されるにつれて、「法則性」が発見され、他人に指し示しうるものとして扱われ始めます。 今その場で起こる現象の解釈が、もし誰かから教わった「法則性」というものの影響を受けないのならば、その場で起こる感情は、純粋なものになります。曙光1

プロフィール

HN:
Nietzsche memo
性別:
非公開
自己紹介:
Nietzsche
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
ドイツの古典文献学者、哲学者。
ニーチェ自身は「心理学者」を自称。

哲学、ニーチェ

ニーチェ

ドイツの古典文献学者、哲学者 悲劇的認識、デカダンス、神は死んだ、アンチクリスト、ニヒリズム、ルサンチマン、超人、永劫回帰、力への意志