ニーチェの有名な言葉で「同情の禁止」という概念がある。「乞食は禁止すべきである。乞食にやるのは癪にさわるし、やらないのも癪にさわるから」というものも有名だ。
同情と共感は似ているが、己の心にどう影響するかが全く違うので、似て非なるものである。同情と共感の違いは「同情は、相手の感情に同化し一緒に感情を味わうこと、共感は、相手の感情を理解すること」である。同情とは、主に「不幸な状況」にある相手の感情に同化することであり、一緒になって負の感情を味わうこと。同情の中には、「苦難に同情できる私は素晴らしい」というようなものもある。共感は、相手の意志や感情を理解することである。
同情と共感 PR