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Nietzsche ニーチェの軌跡

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

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ツァラトゥストラはこう言った

山中で10年もの歳月を過ごしたツァラトゥストラが十分に知ることができたと悟り、人々に説教を行うために山を降りようとする。彼は道中で出会った隠遁者との対話で神の死を再認識し、街中で綱渡りを見るために集まった民衆に語りかけ、超人の思想を教えようとするが失敗した。綱渡りの大道芸は失敗して転落事故が起きる。ツァラトゥストラはその遺体を背負って埋葬しようとし、また弟子を求めるために説教を継続することが決意される。ここまでが本書の序章であり、以後に4部構成にわたってツァラトゥストラの物語が描かれている。
ニーチェの初期の思想におけるディオニュソス概念がツァラトゥストラに結実したこと、また永劫回帰の思想がはじめて本格的に展開された。本来あるべき態度とは隣人に対する愛ではなく、未来に出現する者への遠人愛であると説く。そのことによってニーチェは伝統的な価値観を否定するだけでなく超人の思想を生み出すための方向性を示している。
永劫回帰と積極的ニヒリズムについての書。神の死、超人、永劫回帰の思想が論じられている。
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善悪の彼岸

ニーチェはこの『善悪の彼岸』で過去の哲学者たちが道徳性について考察するときに、批判的感覚が欠けていた疑いがあることと、とりわけキリスト教の諸前提を盲目的に受け入れていたことを非難している。

悦ばしき知識

ニーチェは有名な「神は死んだ」と伝統的宗教からの自然主義的・美学的離別を決定づけ、永劫回帰説を本書で提示する。これは、世界とその中で生きる人間の生は一回限りのものではなく、いま生きているのと同じ生、いま過ぎて行くのと同じ瞬間が未来永劫繰り返されるという世界観である。これは、来世での報酬のために現世での幸福を犠牲にすることを強いるキリスト教的世界観と真っ向から対立する。

人間的な、あまりにも人間的な

ニーチェの思想の根本要素が垣間見られるとはいえ、本書は何かを解釈するというよりは、真偽の定かでない前提の暴露を盛り合わせたもので、体系的な哲学の構築を避け、アフォリズム数百篇によって構成するという中期以降のスタイルは、本書から。ニーチェは、パースペクティヴィズムと力への意志の概念を用いてみせる。

悲劇の誕生

『悲劇の誕生』で説いたような悲劇の精神からは遊離してしまって、生というものを見ず、俗物的日常性に埋没した者を、つまり単に教養のみ蓄積するだけ蓄積してそれに自己満足していて、その教養を自身の生にまったく活かそうとしない、当時のドイツに蔓延していた風潮を、「教養俗物」と名づけた。ニーチェ自身の著作が受け容れられないのは、現代のキリスト教的価値観にとらわれながら古典を読むといった当時の古典文献学の方法にあると考え、やがて激しい古典文献学批判を行なう。

それ「自体」

昔人々は、おかしなものが性質として付着している物がわれわれの外部に存在するかのように、おかしなものとは何であるか?と問うた。 それ「自体」

虚無主義と超人 ニヒリズム

心理学者を自認するニーチェによれば、ニヒリズムにおいて私たちが取りうる態度は大きく分けて2つある。ニーチェは積極的ニヒリズムを肯定し、永劫回帰の思想の下、自らを創造的に展開していく、鷲の勇気と蛇の知恵を備えた「超人」になることをすすめた。
 何も信じられない事態に絶望し疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度(弱さのニヒリズム、消極的・受動的ニヒリズム)。
すべてが無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方。つまり、自ら積極的に「仮象」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという態度(強さのニヒリズム、積極的・能動的ニヒリズム)。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche)は、ドイツの古典文献学者、哲学者。随所にアフォリズムを用いた、巧みな散文的表現による試みには文学的価値も認められる。1844年10月15日 - 1900年8月25日

悲劇の誕生

反時代的考察

人間的な、あまりにも人間的な

曙光

悦ばしき知識

ツァラトゥストラはこう言った
        
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プロフィール

HN:
Nietzsche memo
性別:
非公開
自己紹介:
Nietzsche
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
ドイツの古典文献学者、哲学者。
ニーチェ自身は「心理学者」を自称。

哲学、ニーチェ

ニーチェ

ドイツの古典文献学者、哲学者 悲劇的認識、デカダンス、神は死んだ、アンチクリスト、ニヒリズム、ルサンチマン、超人、永劫回帰、力への意志